拡大法 ボヘミアクリスタル・コレクション
 
 総集編
2017年10月12日
制作
 
 
 
1 小型ボウル
 2 横長飾皿
 3 方形飾皿
 4 小型花瓶
 5 中型花瓶
 6 大型花瓶
 7 ウイスキー・セット
も  く  じ
1
コレクション・キャビネット
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 8 置物
 9 ブランデーグラス
 10 カクテルグラス
 11 リキュールグラス
 12 シャンパングラス
 13 ワイングラス
 14 タンブラー
 15 ゴブレット

     (注) クリスタルの写真を見るだけであれば、上表の小さい写真をクリックするだけでOKです。
 
35年ほど前、かねてから興味のあったボヘミアクリスタルを集められるチャンスが巡ってきました。仕事でチェコスロバキア(当時)に出掛ける機会が増え、当時珍しかったボヘミアクリスタルを現地で入手できるようになったのです。期間にして3年位、現地に出掛けるたびに持ち帰るものと言えばこのクリスタル器が主で、親・兄弟・主だった親戚へのお土産もこれ一辺倒。

 20年ほど前自宅を新築した際、居間にコレクションキャビネットを設け、買い貯めたガラス器を収めた我が家の小規模なボヘミアクリスタル・コレクションが一応完成しました
(冒頭の写真)

 私はクリスタル器の鑑賞・鑑定に必要な専門的知識や眼力を持ち合わせておりませんが、人様にお見せしても恥ずかしくない品もありそうだと思ったので、「
自分が美しいと感じたもの」を基準にして選び、ボヘミアクリスタルの "イッピン" として以下ご紹介することに致しました。回転テーブル上で回転するYouTube 動画も用意しました。

コレクション(15種)
(写真・YouTube動画、すべて実写)
写真をクリック ➡ 拡大します
写真の拡大・YouTub動画の見方  
 ①



ボヘミアクリスタル 小型ボウル 500PKカット
(直径120mm 高さ54mm)





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 多くのボヘミアクリスタルには、鉛が多く含まれているそうです(24%以上)。これにより透明度が高まり、指で軽く弾くと澄んだ高音が響き渡ります。

 これらのガラス素材を熟練した職人が高速グラインダーで削り取り、繊細で幾何学的な模様を彫り込みます。

 彫り込んだ部分はすりガラス状なので、これを透明にするためにさらに磨きをかけます。熟練の技で細工を繰り返す気の遠くなるような高度な技術です。

 左のボウルは、500PK
(下欄で説明)と言われる高度で繊細なカットが施されています。

 光の当たり具合でキラキラと輝き、回すと微妙に変化します。
 


左の器がゆっくり回転します  
 



ボヘミアクリスタル 横長飾皿 500PKカット
(横幅395mm 縦幅185mm 高さ20mm)


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飾皿の中央部の部分拡大 


 500PKカットを駆使して複雑な幾何学模様が彫り込まれています。使うのはもったいないのでそのまま飾ってあります。

 30年ほど前、同じものを千葉市のデパートで15万円で販売しているのを見かけたことがあります。「お宝」ではないですが、今ではウン10万円くらいするのではないかと勝手に想像しています。
 


 


ボヘミアクリスタル 方形飾皿 500PKカット
(縦・横幅270mm 高さ58mm)

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飾皿の部分拡大

 
  

 上と同様、500PKカットを駆使した複雑な幾何学模様が彫り込まれています。見事なカットです。

 


ボヘミアクリスタル 小型花瓶 500PKカット
(上径100mm 下径60mm 高さ150mm)

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 この花瓶も500PKカットです。小型な花瓶ですが、美しい繊細なカットが施されています。 

 「ハレの日」には実際に使っています。 



   
左の花瓶がゆっくり回転します 
 ⑤



ボヘミアクリスタル 中型花瓶 500PKカット
(上径115mm 高さ250mm)

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 500PKカットとは?
 (Yahoo ショッピングのサイトより引用)

 
ハンドカットの最高峰と言われるクリスタル・ガラスのカット法で、ボヘミアクリスタルを一躍有名にした技法です。

 500PKカットは、L・プロストジェドニークが20世紀初頭に考案した500番目のデザインからこの名前がついたようです。
 繊細なレース模様を特徴とした神秘的な輝きは今もなお新鮮な印象をもたらし、デザインの普遍性を見つめています。



   
左の花瓶がゆっくり回転します 

 



ボヘミアクリスタル 大型花瓶 500PKカット
(上径185mm 下径140mm 高さ300mm)


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 ボヘミアクリスタルとは?
 
 (Wikipediaより引用)

 ボヘミア(チェコ西部)産の木灰からとれたカリ(炭酸カリウム)を原料とする無色透明のカリガラス、17世紀に考案された彫り込み(エングレーヴィング、グラヴィール彫刻)がボヘミア・クリスタルの特徴である。
 銅製の回転盤による浮き彫り、研磨、カットに適したカリガラスによって、独特の特徴が確立されている。

 カリ分を主成分とする木灰は、ナトリウム分を主成分とするソーダ灰よりもガラスの透明度を高め、屈折率を大きくする働きがある。適量の酸化マンガンを加えることで、原料に含まれる鉄分から生じる青緑色がガラスから除かれ、無色透明のガラスが作られる。

 ボヘミアクリスタルの製造が盛んに行われた理由には、ボヘミアはシリカの原料、るつぼに使用する粘土や窯の素材となる岩石にも富んでいたことも挙げられる。また、ヴルタヴァ川(モルダウ川)やエルベ川などのボヘミアを通る河川はガラスの材料と完成した製品の流通路となり、器具の動力となる水車の利用を助けた。
 
   
左の花瓶がゆっくり回転します 


 


ボヘミアクリスタル ウイスキー・セット
モーゼル製
5客セット
(ボトル 高さ250mm グラス 口径40mm)
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 ボヘミアクリスタルの中では最も有名なメーカーのモーゼル (Moser)製です。

 多くのボヘミアクリスタルが直線的なカットなのに対し、後でご紹介するように、モーゼルのカットは"ソフトカット"(浮き彫り)が有名ですが、このウイスキーグラスのセットは、模様のカットがなく、大胆な面カットのデザインはモダンさを感じさせます。

 モーゼル社はクリスタルの色合いを7色持っており
(同社のサイト、下記)、このクリスタルは、ご覧のように「エルダー」色という透明で黄金色に輝く美しい色合いをしています。

 私はウイスキーの味の良さを余り感じない、いわゆる「ウイスキー下戸」ですが、このクリスタル器だけは私のお気に入りのグラスの一つです。


モーゼル・ボヘミア・ガラス日本語サイト 

  
左のセットがゆっくり回転します 

 


カット・クリスタルの置物 (8角形)
(底径 60mm 高さ75mm)

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  これは虹色の光を発するカット・クリスタルの置物。

 実を言うと、これはチェコスロバキア(当時)で買ったものではなく、ウイーンのおみやげ屋さんで衝動買いした物。原産地がどこかは不明。

 見ていると自然に気分が落ち着く感じです。




  
左の置物がゆっくり回転します 
 ⑨



ボヘミアクリスタル ブランデーグラス
ソフトカット モーゼル製 2客セット
(口径 68mm 高さ120mm)


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 このブランデーグラスはモーゼル製で花鳥風月風のソフトカット(浮き彫り)がなされています。やや小振りなブランデーグラスです。同社は鉛を一切使っていないそうですが、それにしても、グラスの透明性には抜群のものがあります。

   
カット模様の拡大写真 
 


 

ボヘミアクリスタル カクテルグラス ソフトカット
モーゼル製 2客セット
(口径 102mm 高さ144mm)


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 このカクテルグラスはモーゼル製で、同社特有の美しい繊細で優雅な浮き彫りがなされています。カットごとに柔らかいグラデーションがある、実に手が込んだ彫刻と安定感のあるデザインで風格を感じさせるグラスです。

 私はカクテルを嗜みませんが、これで飲むといかにも美味しそうですね。お気に入りのグラスの1つです。

   
カット模様の拡大写真 
 


 

ボヘミアクリスタル リキュールグラス ソフトカット
モーゼル製 2客セット
(口径 82mm 高さ180mm)


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ソフトカット部分の拡大

 
  

 モーゼル社特有の繊細な花鳥風月風のソフトカット(浮き彫り)が彫り込まれています。見事なカットです。青色は同社の「アクアマリン」色です。


 

ボヘミアクリスタル シャンパン-フルート型
ソフトカット(?) 2客セット
(口径 60mm 高さ150mm)




 このグラスはソフトカット(浮き彫り)です。模様は細かいですが、本当に手彫りであるかは分かりません。

 型に模様を入れた、いわゆるモールド成型という手法もあるようです。


   
カット模様の拡大写真
 


 

ボヘミアクリスタル ワイングラス 500PKカット
5客セットのうち2客
(口径 68mm 高さ120mm)


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 よく見かける普通のワイングラスです。500PKカットを主にした手掘りカット。

 5客セットをのうちの2客分で、模様は全部同じです。 


   


ボヘミアクリスタル タンブラー 500PKカット
(口径 76mm 高さ97mm)

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 持つとずしりとした重さをを感じる、鉛成分がいかにも多そうな大型のタンブラー。 

 弾くと澄んだ音が響きます。

一客分しかありません
 ⑮

   


ボヘミアクリスタル ゴブレット ソフトカット
5客セットのうちの2客
(口径 68mm 高さ156mm)

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 持つとずしりとした重さをを感じる、鉛成分がいかにも多そうな大型のタンブラーというかゴブレットです。

 5客セットをのうちの2客分です。模様は1個毎に違います。

 ソフトカットですが、手掘りであるかどうかは見分けがつきません。
 撮影機材
 
  
撮影風景
 
主要機材

 
 回転台(購入品)  回転台(塗装後)
   
 
カメラ本体

撮影風景 撮影の様子
 
 主な機材は以下。

   ①スクリーン
   ②回転台
   ③照明器具
   ④カメラ本体


 スクリーンほかは自作
 既製品もちゃんと売っていますが、年金生活者として DIY 。

 
①スクリーンはホームセンターなどで売っている黒色の模造紙です。1枚200円位です。そのままだとテカリがひどいので、黒色艶なしのラッカースプレイで薄く塗装しました。一緒に白色のスクリーンも作りました。

 
②回転台は100Vで動く電動の回転台をアマゾンから購入。3000円弱でした。問題は色で、白色しかなかったので、自分で濃く黒色にラッカースプレイ塗装しました。中心部には3mmネジ用のタップを切っておきます。約50秒で1回転します。

 この回転台 はヒット商品だそうで、フィギュア人形をオークションに出品するための YouTube 動画撮影に多く使われているようです。多くの商品がアマゾンなどで販売されています。

 電源スイッチの操作で逆回転もOKです。

 
アクリル台 回転台の直径が150mm と小さいので、別途、5mm 厚 250mm 径の黒色アクリル板を特注。回転台本体の、上記の開けておいたネジ穴に皿型木ねじで固定します。約 1,890円の出費。

 
③照明器具も自作しました。適当な板に余っていた17径ねじのレセプタクルをネジ止めし、同じ径の7.5wの LED ランプ を取り付けましたこれを三脚に固定して使用します。
   
 (以上)