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 母の鍾馗水仙 (ショウキズイセン)   (2019年2月6日制作)
 下の写真は、母が残してくれた黄金色の花をつける鍾馗水仙です。みんなの花図鑑サイト によれば、正式名称は 鍾馗水仙(ショウキズイセン)or 鍾馗蘭(ショウキラン)で ヒガンバナ科・ヒガンバナ属 の多年草、主にチューリップと同じような球根で増殖します。
 熊本の実家に住む父が65才の時、昔から欲しかった運転免許を取得し憧れのマイカーを買いました。8人の子育ても終わり、昔から温めていた全国ドライブの夢を果たすため、多分1974年頃、両親が70才くらいの頃、2人揃って全国旅行を計画し、1984年8月には東北ドライブ旅行を敢行しました。マイカー取得がよほど嬉しかったのでしょう、この頃の父は車に生き甲斐を見出し、生き生きとして暇さえあれば車にのめり込んでいました。運転には悪いクセがあり、クイッと急ハンドルを切ることがかっこよい上手な運転だと勘違いしていました。思い余って「危険だから急ハンドルはいかんぜよ・・」と親を諭した覚えがあります。

 
父母 東北ドライブ旅行の途中
日光東照宮に立ち寄る
私も自分の車で日光まで伴走

(1984年8月)

父母 東北ドライブ旅行(父のマイカー)
途中黒部ダムへの観光
私も自分の車で伴走
(1984年8月)

 そして、東北旅行の途中、千葉の私の自宅に立ち寄った折、持参した球根を母が自ら植えてくれたのがこの鍾馗水仙でした。
 1997年千葉市内に自宅を新築したとき、鍾馗水仙も道路の植え込みに移植し現在に至ってますが、生命力があり、秋には必ず金色の見事な花をつけ、毎年株数を増やしながら今まで45年も咲き続けています。父母とも長寿で、母は 21年前 93歳 で亡くなりましたが、この花を見るにつけ、母がまだそこに居るような錯覚を覚えることがあります。

 本当の黄金色をしているので歩行者の目に留まるらしく、花の咲く頃には見学者が絶えません。花を囲んで見知らぬ方と話が盛り上がることもけっこうあります。先ず花の名前を告げることから始まります。彼岸花なのに「鍾馗水仙とはこれいかに?」という風に話が進むわけです。中には、毎年楽しみにしている方もおられます。株分けの相談を受け、ピンク色の珍しい彼岸花と交換で球根を差し上げた方もいます。近くに住む長男宅や妹宅にも株分けしました

 花が好きだった母は、ボランティア作業で熊本の実家前の中学校に通じる公道の両側 100m ほど、通学の生徒たちに楽しんでもらおうと、延々とコスモスなどを植え常々手入れを欠かしませんでした。
 

 今回ご紹介した鍾馗水仙は、母の思い出と一緒に私のそばで生き続けています。
 
母が残してくれた「鍾馗水仙」 (しょうきずいせん)
(自宅の道路植え込み 2016年9月30日実写)



2007年10月13日撮影

2007年10月13日撮影

2016年9月30日撮影
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