制作 2016年2月20日

初孫専用おもちゃ

AVPlayer 起動画面 (パソコン)

制御回路
 これは10年前、1才の初孫のために作ったおもちゃAVPlayer です。じじ・ばば・パパ・ママの写真を指で押すと本人の声・拡大写真、おなじみのお唄などがパソコンに出る仕組み。下の写真はそのサンプルで、クリック(タッチ)すればAVPlayer と同じことができます。なお、使っている写真は実写のものが多いのでわざとボカしてあります ご容赦ください。

             ご注意! スピーカーから音が出ます。音量にご注意!

 何だつまらん! と言わないで下さい。初孫が「片時もこれを離さなかった」ほどの大成功を収めたおもちゃなのです。

 初孫が生まれた時、最初は普通のじじと同じように、何かおもちゃを買ってプレゼントする積もりでした。

 ところが、ぐるぐる回って音を出したりするような商品は売っていますが、赤ちゃんや乳児自身が触って楽しむ商品」はありません。じゃーなにか作って上げようかというのが最初の動機でした。

 赤ちゃんは握力や指の力がとても強いのです。例えがよろしくないですが、サルの赤ちゃんは生まれた時から指や手の握力がとても強いです。生まれた時からお母さんサルに自力でぶら下がることができるほど強いのです。試しに初孫に何か握らせてみると取り上げるのに、結構、力が必要でした。

 ならば、指で操作するキーボードを使ったものでも・・となり、最終的にこのシステムを開発することに思い至りました。

 試行錯誤を重ねて約6ヶ月、システム(おもちゃ)が完成しました。孫の両親にパソコンと一緒にプレゼントしました。

 数日して結果を尋ねたら、「嬉しそうに遊んでいます。片時もこれを離さなかったのですよ・・」とのこと。

 それを聞いて、「やった~!!」と快哉を叫んだことでした。そして、システム設計作業・製作に伴う多くの試行錯誤などのことは、まだ昨日のことのように記憶に鮮明に残っています。が、記憶がまだ鮮明なうちに、また、認知症で全部忘れて仕舞う前に、ここに記録として書き残すことにしました。

 初孫が喜んでくれたことに気を良くして、他の赤ちゃんも同じで多分いっぱい売れるだろうなんて思いながら、そのうちに
AVPlayer という商品名で売り出そうと考えていました。発明で注意すべきはこの自己陶酔で、自分の発明に酔って客観的なことを見失ってしまう恐れがあります。これもその口だったのかもしれません。

 最新の技術を利用すれば、ハードウエアが要らないもっと単純明快なシステムができることに最近気がつき商品化を断念しました。今では楽しい思い出が詰まった私の記念品的作品としてここに残っています。  現役時代の主な仕事はシステム設計でした。たまには電子回路の設計もありましたが、あくまで仕事上のことです。

 「ハードウエアが要らないもっと単純明快なシステム」については、このページを制作した後、直ちに開発に着手、2016年3月11日に完成しました。
 新システムそのものは、新しいページ「マルチメディア・プレイヤー」で実物を試すことができます。(この文は2016年3月11日に追加しました。)


 自分の身近な人のためにものを設計し作ることは今までなかったわけで、今回、日常行き来している孫のためにシステムを制作する仕事を私は天命のように感じ、それこそ自己の全身全霊を注入して作業に没頭しました。その頃の私は今よりずっと充実していたよう思います。

 時の経つのは早いもの、初孫は来年には中学生、私は、気持ちはまだ若い積りでいますが物理的にはその分だけ歳をとったのです。

 以下にハード・ソフトに分けてご説明します。


AVPlayerハードウエア

キーシート装着前
 AVPlayer 本体写真です。これは実は改良型の2号機です。下の写真が1号機です。

 ねずみ色っぽい行と列が見えますが、これはシートスイッチという基幹部品の1つです。このシートスイッチは家電、例えば、炊飯器や洗濯機にも使われています。

 電子回路とソフトによって、どのスイッチが押されたかが分かります。スイッチ数は24個あります。

 後で出ますが、このスイッチの上にキーシートを載せます。

AVPlayer 1号器
 1号機は「キーシート」を本体下の隙間から差し込む方式でした。失敗作です。上部の4つの丸は電源・再生中・・を示すLEDランプです。赤ちゃんが自分でキーシートを差し込むことはムリで親が差し込んであげなくてはなりませんでした。

 1号機は機構が複雑で、操作も簡単ではなかったので、シートを置くだけで良い2号機に改良しました。

 シートの最上部には切り込みがあり、切り込みの位置でシート番号を判別していましたが、スイッチ機構が安定性に欠け、しばしば判別に失敗していました。
 

AVPlayer 1号器のシート挿入
 1号機の切り込み口からキーシートを挿入しているところです。

 試作品ができた頃、他人の反応を知りたくて、家族・高校の友人・知人などに実演して見せました。

 残念ながら反応は鈍く思わしくありませんでした。親ばかならぬじじ馬鹿だね・・というのが大方の反応でしたね。

 その頃ただ一人だった孫のためにこのようなシステムを作って贈るじじなんかいないでしょう。

 それはそれでいいのです。私は充実した生活が送れ、孫は片時もこれを離さなかったのですから・・・

キーシート装着中・・
 以下、2号器の説明に戻ります。
 
キーシートを載せようとしています。

 どういうキーシートを載せたかは判別できるように工夫しています。

 キーシートの奥にはLEDランプがあり、パソコンに接続すると点灯し、作動中であることを示します。

 本体の赤い部分は、100円ショップで買った携帯用の鏡のケースです。鏡は剥ぎとってあります。赤い部分はもともと鏡ケースのフタでした。

キーシート装着完了
 キーシートを載せ終わりました。

 本体はキーシートの大きさ分だけ凹んでいるので、キーシートは単に置くだけでOKです。

フタを閉めた状態
 蓋を閉じます。

 青いケーブルはパソコンのUSBコネクターと接続してあります。

 蓋を閉めることでキーシートの裏側に貼ってある金属板が上側の接点に押し付けられてスイッチが入り、キーシートの番号を判別します。


 下にその説明と写真があります。

 制御回路
 裏蓋を開けて、回路を見た状態です。

 ICを使った制御回路が中央に見えます。


 アマチュア無線をやっているのでハンダ付けは得意です。デジタル回路の設計もまあまあ簡単にできました。

 少し前でしたら、パソコンとの通信はRS-232Cという方式でやるしかなかったのですが、この頃になってUSB方式が登場し、早手回しにコレを使うことにしました。

 USB用のデジタルインプット/アウトプット制御回路やICチップなどは、その頃、比較的最先端の領域でした。

 USBインターフェース回路基板
ICを使ったUSBインターフェース回路基板です。どのスイッチが押されたかを判別するデジタルICです。

 完成品とキットの基板が売られていましたが、もちろんキットを選択。

 シートの識別機構
 キーシート(24キーマトリックス)の識別機構を示しています。

 市販のキーシートには大きく分けて2種類あり、押してクリック音が出るものと出ないものがあります。今回はトルクが軽くクリック音がしないスペック品を選択。クリック音はプログラム側で発生させることにしました。

 複数のキーシートが使えるようにしました。何番目のキーシートかを自動的に判定します。

 キーシートの裏側には、薄いステンレス板(下の丸印)が貼られています。キーシートを本体に置くと金属板がスイッチ群の接点(上の丸印)のどれかをオンにします。閉じたスイッチの位置でシート番号を判別するわけです。

USBコネクタ
 本体側のUSBコネクターです。

 自分でラッカーペイントを吹き付け塗装した筐体ですが、初孫が使い込んだ結果、筐体にはスリ傷が生々しく残っています。
AVPlayer のソフトウエア (手のひらマークの出る写真はクリックして拡大できます)
プログラムは、今回はじめてですが、Visual Basic で作りました。
AVPlayer のヘルプ・システム より抜粋しました
目 次 (クリックでジャンプ)
AVPlayer 起動時の画面(パソコン)
AVPlayer とは
AVPlayer の特徴
AVPlayer の利用例
AVPlayer で使える音声ファイルと画像ファイルの種類
AVPlayer のプレイ方法
AVPlayer の仕様
AVPlayer の起動時画面 (パソコン)


フレーム色は右側のスイッチを押して7色から選択できます。
AVPlayer とは

 AVPlayer は赤ちゃんから大人まで楽しめる映像と音楽・声などの音声が同時に視聴できるAVプレイヤーです。 自分で作品を簡単に制作できます。

 キーシート(下の写真)にはキーごとに映し出される写真が印刷されているので直感的に操作ができます。 そしてキースイッチのタッチはとても軽いので赤ちゃんでも自分で操作することができるでしょう。 ふつう、赤ちゃんはスイッチやボタンにとても興味があり、たとえば、写真の風景のなかにお父さん・お母さん・“ジジ、ババ”などのなじみの顔を見つけるとますます興味をもって夢中で遊んでくれます。 自分がスイッチを押したことでパソコンの画面上に好きな写真や音楽が流れると、「してやったり」といった表情をします。赤ちゃんが操作できるような製品はこれまでにありませんでした。その意味でAVPlayerは画期的な製品といえるでしょう。

AVPlayer の特徴

  AVPlayer はパソコンやPSPを使って音楽や声、写真や動画の作品を視聴できる万能のオーデオ・ビジュアルシステムです。 直感的で簡単な手順でプログラミングすることによってご自分で作品を制作することができます。
    AVPlayer は8ケ月くらいからの赤ちゃんでも自分で操作できるように工夫がされています。 赤ちゃんの場合キーシートを使ってプレイします。 ご両親やおじいさん・おばあさんの写真を入れ、好きな童謡などをプログラムして赤ちゃんにいじらせてみたら、とても喜んでくれました。 その後も、大のお気に入りの「おもちゃ」になり、飛行機などを利用した旅行などのときにはこれが欠かせません。

     AVPlayer はキーシートやプレイリストから、直感的な操作で作品のプレイすることができます。 操作マニュアルなしでもOK。 キーシートはキーシートボックスに差し込みます。 キーシートは差し替えることができます。 キーシートを差し替えるだけで自動的に別の作品をプレイできるようになります。

    AVPlayer はキーシート上に印刷された写真などの小さな画像(サムネイル)を指で押すことでダイレクトに曲の演奏とイメージ(画像や動画)を同時に視聴することができます。 キーシートには、表示される写真や動画を縮小したサムネイル画像が印刷されていますから、赤ちゃんでも見分けることができ、好きな写真を軽く押すだけでプレイが始まります。 キーシートを収めたキーシートボックスにはスイッチが内蔵されており軽いタッチで作品のなかのどのタイトルでも直接選曲などができます。

   AVPlayer はプレイリスト画面上に表示されるサムネイル画像をクリックす ることで、ダイレクトに曲の演奏とイメージ(画像や動画)を同時に視聴することができます。

  AVPlayer は音楽や音声を演奏する音声ファイルと、写真や動画ファイルをどのような順番でどのくらいの時間プレイするかを簡単にプログラミングし、作品を制作することができます。 この作品はキーシートとして印刷しておきます。作品には1~16番までの番号がつけられます。 つまり、ご自分で作品が作れるのです。

   プログラミングの操作(プレイリスト編集)はとても簡単です。 作品にはテーマ名をつけます。 また、個々の写真または曲にもタイトルをつけることができます。 これらは作品をプレイするときにパソコンの画面に表示されます。

 たとえば、テーマ名として「○○ちゃん、お誕生日おめでとう」として、これまで撮りためた写真や、ご本人の好きな曲をプログラミングしてパーテイーで見せると感激ひとしおです。

 そのほかこれらの作品を結婚式やクリスマス用のプレゼントにするととても喜ばれます。 音楽のかわりにご自分の声を録音できるので、たとえばお母さんが読み上げる絵本も作ることができます。

AVPlayer の利用例

  各種のスライドショウ (娯楽用、ビジネス用など)
  
赤ちゃん用のおもちゃとして
  
お孫さんへのプレゼント
  
バックグラウンドミュージックつきの写真アルバム
  
動物・鳥の写真と鳴き声アルバム
  
乗り物アルバム(音声付)
  
結婚式のスライドショウ
  
お誕生日のハッピーバースデイAVショウ
  
クリスマスプレゼントとして贈る
  
写真や動画の音楽つきアルバム
  
音楽つきの絵本
  
お母さんの読み上げで作る絵本
  
PSPのキーシートによるAV視聴

AVPlayer r で使える音声ファイルと画像ファイルの種類

  音声の種類
   MP3方式 (MP3)
   Wave方式 (wav)

  静止画像の種類
   Mpeg形式 (jpg,JPEG)
   ビットマップ形式 (BMP)
   Png形式

  動画の種類
   Mpeg4方式
   WNG方式

AVPlayer のプレイ方法

   キーシートボックス
   キーシートのさし替え
   キーシートによる直接プレイ

  プレイリストによるプレイ

  自動プレイ

  音量の調整

AVPlayer の仕様

 システムの構成
    ① キーシートボックス

        自動、次送り、停止、逆送りのボタン(4接点)
        電源表示LEDランプ
        シートスイッチ(24キーマトリックス)
        シートID(シート番号)識別用スイッチ(4接点)
    キーシート : シートID(シート番号)識別機能あり
    ③ AVPlayer プログラム (CD媒体で供給) 1式
    ④ RealPlayer® DireectX dll 1式

  パソコンとの接続 : USB2.0コネクターに差し込む
  キーシートの最大数 : 24
  キーシートに収容できるタイトルの最大数 : 24
  電源 DC5V (USBコネクターより供給)
  本システムは特許申請中

 
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