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  【ウインザー洞爺湖ホテル】ツアー 2014年12月 制作
2018年1月 改訂

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  2014年11月30日~12月2日の3日間、小樽・洞爺湖の豪華ホテルを周るツアーに妻と一緒に参加しました。

 阪急交通社の企画旅行の割には安く、訪問地が少ないゆったり旅なのも魅力です。

 目的地は3日間で札幌・小樽・余市。洞爺湖だけであり、移動距離も約315kmと少ない。多くの日本人は、行く先の数が少ないと損をしたような気になるようです。多いと、一般に移動時間だけが長く、目的地の滞在時間は例えば30分しかない・・ということになりあまりよろしくない。私は滞在型が好み。
 
ツアーレポート
 
11月30日
 新千歳空港。バスを待つひとときのスナップ。ツアー全体で80人位の参加者数で、1号車、2号車の2台に分乗。私達は2号車。席は毎日前後に移動。
 
 
 3日間お世話になるバス。車内には今回のツアー・ルート図が掲示してありました。道西部地域をコンパクトに周遊するルートですが、ルートがご覧のようにハート型になっています。

 最初の目的地は、札幌の「ホワイトイルミネーション」(下の写真)。LEDを多数使ったもののようです。期待が広がりますうまい具合に、辺りが暗くなった頃、札幌市内に到着しました。


 時間が余るので、テレビ塔から会場を俯瞰することにしました。札幌には結構来ていますが、テレビ塔に登るのは始めて。これは、大通りのホワイト・イルミネーション会場の方を展望台から撮っているところ。


 青色LEDの川をクローズアップ、今年、2014年の目玉だそうです。日本人が3人(青色ledの発明者、中村氏は米国籍)受賞したノーベル賞にあやかったものです。
   
 
    ホワイトイルミネーションに併設された 第13回 ミュンヘン・クリスマス市場 in Sapporo  を巡っていると、ローソク利用の新型照明器具が売られていました。

 ローソクの炎が揺れると、すりガラスのスクリーンに投影された絵もゆらゆらと揺れ動くというものです。なかなか幻想的で思わず見とれてしまいました。孫達へのクリスマスプレゼントとして、雪だるまの絵のものを1個購入。1,200円。
   第1泊目の宿泊先、「グランドパーク小樽」。

 Wikipedia 
によれば、1999年7月1日、北海道初のヒルトンと して小樽市の築港ヤード跡地の再開発施設であるマイカル小樽(現・ウイングベイ小樽)内に開業した。

 経営的な変遷を経て、2008年秋にシンガポールの高級ホテルチェーン「パークホテルグループ」が施設および運営会社(イシン・ホッカイドウ・オペレーションズ)を買収し、パークホテルとして営業を開始し現在に至っている。

 標準のゲストルームで32m²(スーペリア、デラックス、和室)から。64m²のベイスイート、96m²のエグゼクティブスイート、128m²のプレジデンシャルスイートまで、全296室

12月
1日
   第2日目。朝食前に、散歩・撮影を兼ねて、ホテルの周りを散策しました。朝の天気は雲も少しありますがおおむね晴れ。 

ホテルの窓からも見えましたが、石原裕次郎ゆかりのヨットハーバーです。港の左側には裕次郎記念館があります。
    小樽の運河に移動。2時間余りの自由行動が許されたので、スナップ写真を撮りまくりました。 以下の写真は運河沿いの風景です。
   winzer_19.jpg
   
   
   
 
 
     昼過ぎに小樽を離れニッカウイスキーの工場がある余市へ向かいました。もう、数回も訪れた場所です。小樽市とはそれほど離れてはおらず、30分位で現地に到着。天気は曇から雨模様に変わり、工場などを見学している間に氷雨が降り始めた。
 入り口には、もう幾度も見慣れたポットスチルが鎮座しています。
 ここは、NHKの朝ドラ「マッサン」でお馴染みのニッカウイスキーの工場。ちょうど放映中なので、一般客にとっては、この企画はグッド・タイミングですね。少なくとも話しのタネにはなります。
 私はドラマはほとんど見ていませんが、朝食を摂っている時にテレビで見掛ける程度。しかしながら、折角訪問したのだから、しっかり現地で勉強をすることにしましょう。

    今回の旅行で始めて分かったことがあります。マッサン夫婦のことです。マッサンも偉いが、スコットランド出身の妻、エリーさんにはいたく感心。

ウイスキー博物館(入館無料)を見学。
 

  入り口には、ピカピカに磨き上げられた少々小型のポットスチルが陳列してありました。銅製ですが、室内なのでサビもせず、磨かれた銅色の肌色が照明の光を受けて眩しく感じられました。
    「歴史的建造物」として工場内の古い建物のパネルが掲示してあります。

 ニッカウイスキーの ホームページ ではNHKの「マッサン」を次のように紹介しています。

 ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝(マッサン)とリタの物語。ウイスキーに生涯を捧げたニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。彼を“マッサン”と呼び、故郷を遠く離れた日本で共に生きた妻・リタ。ふたりは、行く手にどんな困難が立ちふさがろうとも決して諦めることなく、ひたむきに夢を追い続けました。

 プロポーズの時「スコットランドに残っても構わない」と言う竹鶴に、「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」と答えたリタ。日本の生活に溶け込もうと努力を重ね、漬け物や塩辛まで手作りした彼女を、人々は「日本人以上に日本人らしい」と評したほど。日本語の勉強にも励み、流暢な関西弁を操るまでになったが「マサタカサン」という発音が難しかったためか、竹鶴のことを「マッサン」と呼んだ。

    エリーさん・・何という素晴らしい女性であることか。
 失敗するかもしれないウヰスキー国産化事業を夫と一緒に夢見て、彼女は異国の地に赴いたのです。普通の人にはうかがい知れない強い夫婦の絆があったに違いないでしょう。

 
そして、日本人以上に日本人になろうとして、ひたむきに努力しました。現在の多くの日本人が失ってしまっ日本人らしさを、私は、彼女に強く感じ感動しました。良家の出であろう彼女の、スコットランドの両親・周りの人たちも、最初は結婚や日本への移住を強く反対したに違いありません。それを押し切って異国の地を踏んだのですから、凡人にはなかなかできるものではありません。ピアノを愛し、ゴルフも楽しんだようです。

 もっとも、欧米のキャリア女性が単身で海外出張することは今では普通のことです。私はコンピュータ業界に身をおいていたので、ヨーロッパや米国から売り込みに来る女性を数多く見てきています。私の部署の女性社員を国内出張させる稟議書を上げたら、「なんという暴挙」とばかりに大反対され計画はポシャってしまいました。大昔から東インド会社などでは、植民地に骨を埋めるなんてことは男女とも当たり前のことでした。グローバリズムと最近良く言われますが、この精神の持ちようが彼我のグローバル化の差となっていることに、日本人には早く気がついてほしいものです。

 仕事時代、新卒採用を行ってきましたが、「我が社では海外に行けるよ」ということを強調したら逆効果となった覚えがあります。何も苦労するために海外に行くのではない・・・というのです。海外は楽しみに行くためのものに変わってしまったのです。こんな様子ではグローバル化など夢のまた夢、日本の将来は極めて危ういですね。

 話を戻しましょう。ここは、その2人が住んでいた家でです。ふたりの愛の巣でもありました。非常にこじんまりとした小さな居宅でした。

 
 

  左の写真は、彼女がスコットランドから持参しただろう「シンガーミシン」です。

 
写真には写っていませんが。愛用のヒッコリー製ゴルクラブセットも置いてありました。

 
右の写真はじゅうたんでしょうか。欄間にはキラキラした貝殻の螺鈿のような細工を施した小片で埋められており、揺れていました。
 

  ザ・ウィンザーホテル洞爺は洞爺湖西の標高625メートルのポロモイ山の高台に立ち、洞爺湖を一望できる。地上11階、地下1階、高さ50メートル、客室数は386室で、宿泊料は1泊4万円前後からでスイートルームは10万円ほど。宿泊客は香港やシンガポールなどアジアの富裕層が多い。ゴルフ場のウィンザー・グレートピーク・オブ・トーヤや、スキー場のウィンザースノービレッジなどを併設し、スパ、プール、フィットネスクラブやテニスコートも備えている。総敷地面積は921万平方メートルで従業員は300人。道内屈指の大型高級リゾートホテルである。 (ビジネス・ジャーナル より引用)

 ここは、2008年7月に開催された第34回主要国首脳会議(サミット)のメイン会場になったことで有名です。このツアー参加者の大半がサミット参加者と同じホテル体験をしたいと思って参加したに違いないことでしょう。私も実はその口です2000年に開催された沖縄・G8サミットの会場、ブセナテラスには何回か滞在しているので、サミット会場を2つも体験できることは幸せというべきです。

 

 広々としたロビーは吹き抜けになっています。

 札幌に続いて、ここにも青色LEDでデコレーションした大きなクリスマス・ツリーが飾ってありました。
これは、2階あたりの廊下から眺めたクリスマス・ツリー。

 
今回、私達がこのツアーに参加した最大の理由、フランス料理のフルコースを、お腹をすかせて味わうために、夕食前に、ホテルの(温水)室内プールで泳ぎました。良い料理と対峙するためにはそれなりの準備が必要かと思っています。旅行会社のパンフレットには「プール利用が可能」とは書いてなくて、ホテルのホームページでそれと知り、水泳着などを持参。ツアー客でも利用が可能かどうかは、到着時、ホテル側に直接確認。
 
プールは25mで幅は狭く4レーン程度。300mくらい泳いだところで切り上げ、ジャグジーで体を温めたあと部屋に引き上げました
 

 
 左が名にし負う「ウインザーホテル洞爺湖」のフランスフルコース料理の今日のメニュー。 記念に、レセプションに頼んで新品のお品書きをゲット。

 食卓に座ると、上の写真のお皿(写真)の上にナプキンが置かれてありました。

 食事はお客全員が揃ったところで始まるシステム。全員が着席する頃を見計らって、スタッフがお皿を回収して回ります。 
   前菜。大判のお皿をキャンバスに見立て、そこに絵を描くように食材を配置したヌーベル・キュイジーヌです。現地産の食材を、なるべく加工しないで、色と食感を活かしています。和風とフランス料理のコンビネーションだと感じました。見事です。

冬野菜のサラダと北海道の海の幸・山の幸のアンサンブル
北海道のお魚のマリネ
噴火湾八雲の鱈子
隣町伊達の鶏、自家製スモークデイップソースと洞爺の海の淡雪塩


 スタッフの了解を得て、料理の写真は持参したスマートフォンで撮りました。意外に良く撮れています。

   マスタードの香りを纏った北海道産の鮭の低温クック
蜂蜜レモンソース彩り野菜のピュレ
バジル風味のトマトリッシュ 冬野菜のリゾット添え


 
パンは北海道産小麦を使った自家製フランスパンで、絶品です。

 恐らく、「はるゆたか・春よ恋」系の小麦をブレンドしたものを使っているのでしょうか、香りが立っています。こんなおいしいパンにはなかなかお目にかからないので、何度もお代わりをしてしまいした。

 
お代わりをする私を見て、家族は「みっともない」・・・ と私の袖を引っ張ることが多いですね。日本ではそうかも知れませんが、ヨーロッパなどではお代わりは普通のことです。

    メインデイッシュ。
北海道産のポークの懐かしいシャリアピン・ステーキ風
甘く煮詰めたオニオンのコンフとワインソース
月浦のワインのフロスと共に地元じゃがいもマッシュ
彩り温野菜


 コース料理として品数を多少加減してあると思いますが、地元の食材を活用して味も良く、カラフルで美しく目でも食べる・・・感じです。

 名古屋万博の頃、仏料理で名高い志摩観光ホテルのコースを味わったことがあります。洗練された味と料理構成に本当に感動しました。フルコースゆえ、魚も肉の本格的なものが提供されました。魚も伊勢志摩産、肉は松阪牛で品質も抜群に良かった。パンも美味しく、5個ほどお代りさせてもらった覚えがあります。

 最近の仏料理はまるで日本料理のようです。食材に手を加えないで生の素材の良さを活かす・・ことが良い仏料理だという傾向があります。昔みたいに3日3晩煮込んだソースとかには私はあまりお目にかかりません。

 パリ発成田行の飛行機で、大阪の有名ホテルから武者修行を終えてパリから帰国する料理人と同席したことがあります。彼が言うには、フランス料理の勉強よりも、日本食について現地のシェフから質問攻めにあった・・と言っていました。25年位も前のことです。その頃からフランスではヌーベル・キュイジーヌが盛んになっていたことがわかります。

 
12

2日
   朝食は西洋料理にしました。和風にするかを迷いましたが、数ヶ月前、結婚10周年記念でここに滞在した娘夫婦から、自家製のハムがとても美味かった・・と聞いていたのでこれにした次第。

 量が少く、腹八分くらい。ハムもイタリア製のプロシュートみたいに極端に塩辛くなく、とても美味しい。コーヒーも吟味してあり、焙煎したてのコーヒー豆を使って淹れるのであろうから、家で毎朝飲むネスプレッソより美味しかったです。

 そろそろ惚けてきたのか、このホームページに載せるために食事前に撮影するのを失念。ナイフ・フォークを使ってから撮影したので、料理が乱れています。

    ここのロビー(窓がラウンドしているところ)から見る洞爺湖の眺めが良いそうです。本日は霞がかかって見通しが良くありません。

 外は風速25mくらいの強風が吹き荒れていました。歩くこともままならない程の強風でした。
   
   
   
   第34回サミットを記念する写真のパネルが立っています。下表は9名の各国首脳のリスト。

第34回主要国首脳会議参加メンバー
 議長・日本国内閣総理大臣  福田康夫
 フランス共和国大統領  ニコラ・サルコジ
 アメリカ合衆国大統領  ジョージ・W・ブッシュ
 イギリス首相  ゴードン・ブラウン
 ドイツ連邦首相  アンゲラ・メルケル
 イタリア首相  シルヴィオ・ベルルスコーニ
 カナダ首相  スティーヴン・ハーパー
 ロシア連邦大統領  ドミートリー・メドヴェージェフ
 欧州委員会委員長  ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ
   バスは昭和新山に移動、我々夫婦で記念撮影

 ガラス館で孫達への根付などを買いました自分たちのものは少なく、孫達へのみやげ品が多い。今回もまるで孫の土産買い付けツアーの様な 感じ。

    羊蹄山の名水公園(京極) 生憎のみぞれ模様でした。

 このあと、2日前出発した同じ新千歳空港に移動、定時に羽田空港へ向けて離陸しました。始終雨模様でしたが、印象深い旅になりました。

 マイカーを1日500円の市原駐車場に止めておいたので帰りは楽でした。