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 超高機能・ネットワーク・リモコン iRemocon (2015年3月24日購入)
 
 iRemocon WiFi 本体  クリック ➡ 拡大 写真の拡大法
 
 要約 リモコンの分野には長い歴史があり結構奥が深いです。 今ではテレビ・エヤコンを買えば当たり前のようにリモコンが付いてくるし、オーデイオ機器、シーリング灯などの照明にもリモコンが付くようになりました。

 家中にあるリモコンの数も都合10台以上にはなるでしょう。リモコンがこんなに多いと家中の機器を1台のリモコンで全部制御したくなります。つまり「集中リモコン」の登場です。

 
機器を制御するために、リモコンと機器間では赤外線信号の送受信が行われるのですが、信号パターンは、メーカー・機器ごとに違います。 代表的なメーカーの代表的なテレビであれば、リモコンメーカー側で信号パターンを用意してくれているのですが、さすがに世界中のすべての機器を覚えていてはくれません。そこで「学習リモコン」が必要となるわけです。

 
個人的に興味があって、約20年ほど前から様々なリモコンを試してきましたが、ここにきてその決定版ともいうべきリモコンが 2015年3月24日 に発売されました。上の写真にある iRemocon WiFi (アイ・リモコン)がそれで、手のひらに乗る程度の小型サイズで、デザイン的にも優れていると思います。

 以前は、アマゾンあたりで2万2千円くらいの一括購入タイプしかありませんでしたが、今回始めて、月額経費 330円 だけの、初期投資0円でスタートできるサービス内容だったことから、迷うことなく発売開始日に即ネット注文しました。10日ほど後送付のはずが、初日発注だったせいか5日ほどで納品。

 このリモコンには今までになかった多くの機能が盛り込まれています。
 たとえば、ネットワーク機能を利用して外出先から登録機器の制御ができる、出先から部屋の気温・湿度・照度が分かる、1回の操作だけで一連の機器を連続して入り切りできるプログラム制御が用意されている、音声コントロール、スマートフォンで操作、コントロール画面のカストマイズ、自宅のWiFiやイーサーネット回線と接続可能・・・など、夢の様な機能が盛り込まれ、まさに学習リモコンの決定版です。

 
昔からこの分野に関心を持ってきたモノ好きの私としては、この iRemocon WiFi を見逃すことはできませんでした。 あまり苦労することもなく、一応、使えるようになったので、以下、試用結果などのレビューをします。

当ページの見出し (クリックでジャンプ)

   リモコン遍歴
   「iRemocon WiFi」 でできること
   スマートフォンのカストマイズ画面
   試用レビュー 

■ リモコン遍歴
   今まで使ってきたリモコンの中で特に印象深いのは、ソニーが2002年に発売した RM-AV3000U (右写真)です。
 
 18種の赤外線センサーをもった機器が制御できる定価2万8千円の高価な学習リモコンでした。プログラム制御といって、ボタンを1回押すだけで、複数機器の電源などを、決まった順序とタイミングでオンオフできる機能が特に優れていました。

 リビングにあるテレビ、音響機器、エヤコンのリモコンをすべてこれ1台に集約して便利に使っておりました。確か、故障したので使わなくなったと思います。これはソニーの隠れた銘器の一つでしょう。
 
集中・学習リモコン 「ソニーRM-AV3000U」
   ソニーはリモコンにも注力しており、多くのリモコンを世に出してきています。

今使っているソニーのPCのUSB端子に接続して使える学習リモコンも確かあったはずで、購入しましたが、結局、今はお蔵入りしています。IOデータが出したPCに接続する赤外線送信機も買いましたが使わずじまいになりました。

 昔、5.1チャンネルの音響設備に凝っていた時がありましたが、これなど、アンプのスイッチを入れてからウーファーの電源を入れ、DVDプレイヤーのスイッチを入れたら演奏開始・・・という一連の動作が1つのボタン操作ができました。私はやっていませんでしたが、リビングシアターなら、スクーリーンもスルスル~と降りてくる仕掛けも簡単にできました。

 
2011年7月頃、専業メーカーのグラモ社が弁当箱(下の写真)みたいなリモコンを発売しました。アマゾンの予約価格が2万6,500円だったと思います。部屋内の気温や照度測定機能はついていませんが iRemocon WiFi の持つ機能は既に備えていました。

 同社は住宅メーカーからの注文でリモコンを製造していたようで、赤外線は強力で照射範囲も広大です。「そうしないとクレーム続出で実用にならなかった」とはメーカーの担当者の発言です。 iRemocon WiFi の場合、周囲360度、上下角180度と非常に広範囲の機器と通信できるようになっているそうです。したがって、同社のリモコンは性能的には信頼できそうです。

 
このリモコンには食指が動きましたが購入には至りませんでした。

 
そのうちに、NTT西日本から、月額300円で iRemocon WiFi が使えるサービスが始まりました。一括購入は不要で月額経費が300円ということで導入検討を始めました。

 先ずNTT西日本にメールで相談してみましたが、結局断念。NTT西日本の光ケーブル契約者のみが対象で、うちは、NTT東日本のフレッツ光契約なので無理でした。

 
そこで、NTT東日本にもメールで「このサービスを始める計画とか予定はないのか」と問い合わせると、「なし」との冷たい公式回答しかなく、結局、利用を断念していました。

 そういう状態のところに、月額330円のサービスが始まったのですから渡りに船で iRemocon WiFi に飛び乗った・・・という次第です。

 
グラモの旧型リモコン (IRM-01L型)

 ■ 「iRemocon WiFi」 でできること

  グラモ社の公式ホームページによれば、 iRemocon WiFi では次のことができます。
 最近発売開始になったアップルウオッチにも早速対応をしたそうで、まさにスピード経営ですね。

  置き場所を選ばない新しい iRemocon 〔強力な赤外線を広範囲に照射・・という意味)
  iRemocon を設置した場所の温度、湿度、照度を画面で確認できるセンサー機能
  完全に音声のみでの家電操作が可能
  GPS機能で自宅の家電制御が可能
  今、使っているスマートフォンが超高機能リモコンになる
  自分だけのオリジナルデザインのリモコンが簡単に作れる (UIデザイナー
  家の中でも、外出先からも、家電をコントロール
  確実な家電コントロール(広範囲の周波数を学習)
  マクロ機能でリモコンを自動操作
  タイマー機能でリモコンを予約送信

 上記の機能のうち、「GPS機能で自宅の家電制御が可能」というのは、帰宅時家の近くまでくると、スマホのGPS機能を使って家が近いというのを検知してエヤコンや部屋の明かりを点けておくというものです。 iRemocon WiFi は、部屋内のWiFi無線だけではなく、インターネットとも接続できるのでこういうことが出来るのです。 無職の私にはあまりその有難味が分かりませんが、独身の勤め人には結構評判が良いようです。

 「家の中でも、外出先からも、家電をコントロール」という機能も同じようにインターネット経由で出先から部屋の機器をコントロールしています。考えてみると夢の様な機能です。時代の変化は実に早く、昔できなかったことが出来るようになったことを実感します。

 「マクロ機能でリモコンを自動操作」は、先に述べたプログラム制御のことで、ボタンを1回押すだけで、複数機器の電源などを、決まった順序とタイミングでオンオフを始めとするコントロールができる機能のことです。


 iRemocon WiFiの設置場所 (飾棚の天井)

LEDシーリング灯の赤外線反射板 (銅箔)

 ■ スマートフォンのカストマイズ画面
 
  パソコンのソフト UIデザイナー を利用して自分用のメニュー画面が制作出来るようになっています(下の写真)。

 ソフトはインターネット・エクスプローラなどのブラウザ上で動き、専用のソフトを自分のパソコンにインストールする必要はありません。よくできたソフトだと思います。


UIデザイナー の編集画面

 これを使って作ったのが下の写真のメニューです。 

 私の場合、 テレビ・エヤコン・ラジオ・ソニーのワイヤレス・スピーカー SRS-X9 ・LEDスポットライト・LEDシーリングライト(2灯)の合計7台をコントロールすることにしました。 テレビ・オーデオ・エヤコン・照明の4つのタグ(ページ)にそれらをまとめました(写真参照)

 オーデオのうち、ラジオは、朝6時30分から始まる日課のラジオ体操をタイマーでオン・オフするために用意しました。最近は、物忘れが酷く、3日に1回はすっぽかしてしまうのでぜひやりたいことでした。オーデオのもう一つは、愛用のソニー・ワイヤレス・スピーカー SRS-X9 です。 

 
テレビのリモコン画面

   
ラジオのリモコン画面

 
エヤコンのリモコン画面

  
照明(3ヶ所)のリモコン画面

 ■ 試用レビュー

   下左側の写真のように、我が家では iRemocon WiFi をリビングルームの飾り棚の上に載せ、テレビ・エヤコン・ラジオ・LEDスポットライト・LEDシーリング灯2台の合計6台をコントロールしています。リモコンは、ソニーのスマートフォン Xperia Z3 SO-01G を使って、カストマイズしたメニュー画面(前述)から行っています。

 使ってみると問題がいくつかありました。 1つは、奥にあるLEDシーリング灯に赤外線が届かないという問題、1つは音声制御がうまくゆかないことが多いという問題。

 設置場所の飾り棚のトップは部屋の天井に近く、一方、LEDシーリング灯の受信窓は下方向からの信号を受信するようになっており、真横からの信号受信はやはり無理でした。そこで、下の写真のように、ありあわせの、幅1cm、長さ5cmくらいの銅箔の反射板をつけたら無事受信できるようになりました。アルミホイルでも大丈夫でしょう。下の写真では分かりにくいですが、反射した赤外線は5ミリ位の丸い穴に導かれます。

 赤外線感知センサーは、恐らく、穴の奥に取り付けられているのでしょうが、横方向からリモコンを操作することも考慮して、センサーは少し出っ張った位置にすべきかと思います。設計上のミスのような気がします。

 もう一つの問題、音声制御が不安定という問題はまだ解決していません。たまにうまくゆくことがありますが、ほとんど音声に応答してくれません。私の声の質との相性が悪いのかと思ってしまいます。これがうまくゆけば声の命令でなんでも動いてしまう、夢のキカイができるのに・・といささか残念。


 iRemocon WiFiの設置場所 (飾棚の天井)

LEDシーリング灯の赤外線反射板 (銅箔)

 このリモコンは非常に洗練された設計で、今までの中で最高の製品でしょう。
 では、日常生活でこれに頼りきっているかといえばそうでもありません。テレビなどはやはりテレビに付いてきたリモコンを使っていますね。

 しかし、ラジオのタイマー起動はとても有用な機能です。朝、6時半に必ず日課のラジオ体操が始まってくれるので、忘れることはなくなりました。 ただ、タイマー設定をどこから行うのかという点が少し分かりにくいです。 設定はスマートフォンのメニュー画面(写真参照)の 「タイマーを登録する」 から入ります。

 タイマーで機器をオンしたら、いつかは切らなければなりません。私のラジオの場合、旅行中だとラジオが鳴りっぱなしということになり問題です。 実は、オンする方法は分かりますが、切る方法に悩んでいました。 最近、頭の回転までおかしくなったのかその方法を思いつきませんでした。 ラジオだと罪は軽いですが、エヤコンなどの場合、旅行中にエヤコンが入りっぱなしだったら電気代が大変で、そのことが気になって旅行どころではなくなります。外出して鍵を掛けただろうか、ガスストーブがつきっぱなしでは?と気になり、家まで戻ってきたことは誰にでもあることです。タイマー登録はそこまで考えてから行うべきでしょう。

 冷静に考えてみた結果、何ていうことはない、「オフのボタンが起動する別のタイマーを登録すればいい」のだと気が付きました。このことは、操作説明書には書かれていません。片手落ちというべきでしょう。登録したタイマーの削除も同じメニュー画面からできます。「タイマーを登録する」から入り、タイマーリスト上の不要なタイマー登録情報の赤丸マークを押すことで削除できます(一番下の画面)。

 
タイマーの設定はスマホのメニュー画面から入る

 
スマホのタイマー設定画面

 
タイマー登録・削除画面