拡大法
価格ドットコムの買物改革  制作:2016年2月2日
価格.COM によるネット購入

 価格.COM は、創業者の 槙野光昭(wiki) により1997年に、秋葉原のパソコン部品の価格が見られるサイトとしてスタートしました。当時サラリーマンの槙野氏は1日数回も秋葉原を歩きまわっては、社命でパソコンなどの価格を調べていたそうです。やがて、その将来性に目をつけた槙野氏は価格ドットコムの原型となる価格が一覧できるシステムをもって創業しました。これが電化製品を中心にした価格比較サイトに発展し現在のシステムまで開花したわけです。当時は、社長が1件1件価格などを手入力していたそうです。価格.COM は買物の改革を成し遂げたと私は考えています。

 現時点では、価格ドットコムの内容・機能は拡張されおよそ考えられる機能はほとんど網羅されていると思います。ネット購入は、商品選定、他機種との性能・仕様・価格の比較、評判などを参考にした上で最善の買い物ができます。商品の保証を含むネット購入がこのサイトだけで完結できるのです。

 取り扱い品目も、家電を始めとして殆どの分野をカバーするに至っています。詳細は、下図、下表を御覧ください。使い方も価格.com ご利用ガイドに詳しく説明されています。

 口コミなどについては、別のネット購買サイトである アマゾン楽天市場ヤフー ショッピングでも十分参考になります。それぞれの特徴を理解して使い分けるのが良いかと思います。


価格.com 取り扱い品目
(クリックで拡大)

              価格.COM で何ができるか 詳細は 価格.com ご利用ガイド

 ■ 製品価格・スペックなどを比較する (例:スマートフォン
 ■ 口コミ・レビューを参考にする (例:スマートフォン
 ■ 製品を購入する (例:スマートフォン
 ■ 人気ランキングなどの各種ランキング (例:スマートフォン
 ■ 製品分野のトピックス (例:携帯・スマートフォン
 ■ 気になる製品をMyページで管理
 ■ 価格.comからの新着通知
 ■ 製品の最安価格が更新通知
 ■ 新着クチコミ・レビューの投稿通知
 ■ 気になるユーザーの最新投稿を通知

 インターネット・宅急便の普及と価格ドットコムシステムなどの価格比較サイトの普及により、買物の仕方が大きく変わりました。それまでは、耐久性とか使い勝手はメーカーを信用して買うしかなく、細部は使ってみて分かるといった具合でした。個々ユーザーは商品の善し悪しを知っていてもそれらをまとめてくれるシステムはまだなく、消費者センターとか暮しの手帖などの雑誌の商品テストなどに頼るしかありませんでした。すぐ故障したり後で使い勝手などが悪いことが分ると、運が悪かったと諦めることが多かったように思います。

              価格.COM 以降の買物は以下のように変わった

 ■ 各店舗の当日販売価格が分かるようになった。
 ■ 在庫の有無がその場で分かるようになった。
 ■ パソコンの画面から即、発注ができるようになった。
 ■ メーカーのカタログを参照できるようになった。
 ■ 商品レビューで商品の評価ができるようになった。
 ■ 使った人のレビューや口コミで商品の評価をするようになった。
 ■ 口コミやレビューの少ない商品は避けるようになった。
 ■ メーカーやショップも口コミの重要性を認識しレビューを書けば送料無料とするショップも現れた。
 ■ 口コミやレビューの評判が悪い商品は避けるようになった。
 ■ ライバル会社などがウソの悪評を流したり、サクラに書かせる口コミも混入するようになった。
 ■ 他社・同じ会社の別の商品との性能比較ができる。
 ■ 納入日付が分かるようになった。
 ■ 店舗の信用度が分かるようになった。

 このことから分かるように、価格ドットコムは家電製品などの買物を大きく変えました。

 買う前に、全国で一番安い価格が分かり、ユーザの評価(口コミ、レビュー)が把握できる点で画期的だと思います。私は、価格ドットコムの値段をプリントして、量販店に行き「この値段にならないか?」と言って価格交渉をしたものです。当時はネットは別です・・といってその値段になることはほとんどあリませんでしたが、今では量販店もネット価格と同じ値段を提示してくれるようになりました。

 今ではネット購入が当たり前になってきました。

 問題は既存店の存在を否定しかねないまでに発展しすぎたことです。
 ネット・ショップでは必ずしも店舗を構えたり、倉庫を自前で保つ必要もありません。注文はメーカーか卸売店からの直送が可能になるからです。店員がほとんどいなくても取引ができるのです。この結果、販売コストを大幅に安くすることができるようになりました。

 このことは既存の小売店から見ると強烈なライバルが出現したことになります。現に小売業の改革が進行中です。これらのすべてが価格.COM によって行われたわけではありませんが、価格.COM は現れるべくして現れたシステムだと思います。つまり価格.COM は、時代が要請によるものかも知れませんが、既存店が消え、雇用機会も失われてしまう結果をもたらしてしまいます。商売の形態さえ変える改革をもたらしかねないのです。
 
電波少年と秋葉原族

 価格.COM の創業者 槙野光昭(wiki) には個人的に親近感があります。
 話は飛びますが、ここで電波少年とか秋葉原族について書いてみたいと思います。

 50年ほど前、1965年頃ですかね、槙野氏に先んずること32年前、私は秋葉原に日参していました。電子・電気好きの若者にとって秋葉原は聖地でした。今でもあるラジオデパートやラジオストアはその頃から存在していました。

 当時私は学生、専攻は弱電でした。御茶ノ水にあるキャンパスから、須田町・万世橋を通ってラジオストアの1店が1坪くらいの小さい部品屋街に置いてある抵抗・コンデンサ・スイッチなどの電子部品を眺めることが無上の喜びでした。殆どの場合、金もないので買物はせずだだ眺めるだけで店内を見て周っていました。このような若者が大勢秋葉原をゾロゾロと徘徊していました。彼らの心情を理解できる人は殆どいないでしょう。だが、調べるまでもなく知名人にも秋葉原族は結構います。

 今はコメンテータのタモリも秋葉原を彼なりの聖地としてようですから同類です。タモリ氏はオーデイオに関しては一家言を保つ人です。アマチュア無線もお好きのようですね。

 恐らく槙野氏も同類ではないかと想像しています。このような人を「電波少年」「とか「秋葉原族」と称してもよろしいかと思います。最近では電波少女も少しは増えてきているかもしれません。

 この電波少年は、ほとんどがアマチュア無線をやっているか、やりたいと考えていたはずです。実は、その例に洩れず、私本人も学生時代から 9R-59 というトランシーバをアルバイトで貯めた貯金をはたいてこのキカイを買い下宿先でアマチュア無線を開局しました。コールサインは JA6CAW でした。テレビのフィーダケーブルで作ったループアンテナで、東京は駒込の下宿から沖縄の米兵と交信したことがあります。50MHZバンドでした。最初のオーバーシー交信ですから無我夢中で、何を喋ったかは殆ど記憶にありません。

 つまり、ここまでに出てきた人、槙野氏、タモリ、私は間違いなく電波少年、今では秋葉原族だと断言できます。


トリオ 9R-59 トランシーバ
(当時1世代を画した銘機であった)


 知名人では、nhkの「朝イチ」のコメンテータ 柳澤 秀夫氏も間違いなく秋葉原族です。番組の中でアマチュア無線の送信電力増幅用の大型真空管をスタジオに持ち込んでんでいました。彼もアマチュア無線技師にしてNHKの押しも押されもせぬ解説委員でもあります。氏は講演会もこなしておられその1つが 「無線から見える国際情勢」というテーマの コレ です。

昔は電波少年、今は秋葉原族の面々
柳澤秀夫氏 タモリ氏 槙野 光昭氏

 それより数年前、私は鹿児島県出水市の普通高校に通っていましたが、文化サークルとして「物理部」を創設しその部長に納まりました。文化祭に無線で制御するバスを出品しようと考え、部品集めを開始・・とは言っても田舎にそんな部品ショップがあるはずはありません。当時、東京で学生をしていた兄に秋葉原に行って部品を買ってもらうように何度も手紙を書いては頼みました。

 当時はトランジスタは売っておらず、ミニチュア管という小型の真空管をキー部品にして回路を組むのですが、ほとんど素人に近いので回路設計には散々苦労し、さらに部品調達にも大いに苦労しました。兄から最初の部品「リレー」’(継電器)が届いた時には飛び上がるほどの嬉しさでした。毎日枕元において目が覚めたらニヤリと笑いという具合でした。周りの人に見つかったら、とうとう気が狂ったかと見られてもしょうがない光景でしょう。参考書でしか見たことのない珍しい部品が、秋葉原に行けばすぐ手に入るわけですからまさしく聖地です。

 無線制御バスは、幾つかの部品がどうしても手に入らず失敗しました。でも全然悲しくはありませんでした。その過程で、夢が広がり、東京の大学に進学したいという思いを持つようになりました。
 東京の大学、それも秋葉原に近い大学に進学した理由は、実はここにあります。この大学に入学できれば毎日でも憧れの聖地に日参できるのです。

 このことは家族にも、知人にも、誰にも話したことはありません。

 誰にでも秘密があります。最初の自宅を土気という房総半島の高地(標高90m)に選んだのは、実はアマチュア無線にあることも秘密です。標高が高いほど電波は強力に世界各地に飛んでくれることを知っている人はこのことが理解できるでしょう。有名な天文学者・国立天文台の渡辺潤一教授は、「自宅を新築する際カノープスの見える高台に決めた」(「君はカノープスを見たか」を参照)というのと全く同じです。私には教授の心意気がよく理解できます。

 だから、私は秋葉原にはとても詳しいです。どこの店にどいういう部品がどこの棚に置いてある・・といったことに精通していましす。買物も得意です。家族は私の買物の上手さには一目置いているようです。

 学生時代、家電を買いたい友人に頼まれて、かなり高額のオーデイオ製品を秋葉原に買いに行ったことがあります。半分冗談で、値切ってあげるから割引額の半分をオレに頂戴・・と持ちかけたら即OK.。頼んだ本人も大喜びで、気持よく約束を果たしてくれました。当時の私としては、見事、大金をゲット。代わりに万世橋のたもとにある「肉の万世」の昼飯をごちそうしてあげました。確か「スタミナ定食」だったと思います。このメニューは今でも肉の万世のメニューとして残っています。



肉の万世 秋葉原本店
(写真は 秋葉原マップさんのサイト よりお借りしました)

 買物にはコツがあります。最初は軽い気持ちで2,3軒まわり、店の提示価格をチェックしどこの店にするかを決めます。そこの店で購入手順開始となりますが、まず店員は、この客はサクラかどうかを見極めようとします。買うかどうか分からない客に値引き額を提示するはずがありません。したがって、当方は買う気まんまんという気持ちを体に漲らせることです。この気持は必ず店員に伝わります。風呂敷で包めるような商品なら、風呂敷をさりげなく見せながら買う気があることを見せることもありですかね。

 しばらく世間話をしながら、相手の店員の店内でのポジションを判断します。下っ端には大きな割引権限は与えられていないからです。そのときは店長に相談しておいで・・という具合に持ってゆきます。
 相手がベテラン店員だったら、商品知識が豊富だね、気に入った、感心した、ぜひ君から今すぐ買いたい、ベスト価格を出してくれ・・という風に店員に頑張ろうという気持ちが高まるようにもってゆくわけです。いつもこういうふうに進むとは限りませんが、要は、このお客のためになるように頑張ってみようという気持ちになってもらえるように出来るだけの努力をするわけです。時には正直にやや低めの予算額を言うこともあります。

 普通、店員側も店のためになるよう、自分の生活のためになるように相当な努力をしているはずです。安易な気持ちでは失敗します。店員の立場と人格を尊重しなくてはなりません。決して上手(うわて)に出てはいけません。